Favorit Album Selection11
RIDE THE LIGHTNING(1984) METALLICA
Member is:
Cliff Burton(Bass)
James Hetfield(Rhythm Guitar/Vocals)
Lars Ulrich(Drums)
Kirk Hammett(Lead Guitar)
Metallicaを初めて聴いた時のインパクトは忘れられない。
何しろメチャクチャ曲が“速い”のである。
さらにダミ声のヴォーカル…。
「アメリカのバンドって何でこう極端な方向にいくんだろ?」と思い、
苦笑いした。当時は「絶対これは売れねえな」というのが最初の印象。
それでも今までのヘヴィ・メタルとはまたひと味違う波を
感じたのも事実。
さらに名前が自分のツボにも来た。
“メタリカ”! これ以上ヘヴィ・メタルのバンド名にふさわしい
名前を私は知らない。
今回紹介するアルバムは彼らの2ndアルバムで、1stアルバムが
スピーディなリフ、全編通して攻撃的なサウンドを創り上げて、
“スラッシュ・メタル”(thrashとは本来「ムチ打つ」という意味)を
この世に広めたという記念碑的な意味合いを持つが、このアルバムは
攻撃的サウンド一辺倒だけではなく、曲の構成、展開も非常に
バリエーションが増えている。
オープニングの「Fight Fire With Fire」は静かなイントロから
いきなり曲調が変わるというパターンは、後々様々なバンドが
こういう手法を使うようになったと思う。
このアルバムのトータル・コンセプトは“死”だが、
核戦争がこの曲のテーマ。
2曲目の「Ride The Lightning」は電気椅子で死刑になる夢を見た
ジェイムズの経験がそのまま歌詞になっているが、一体どんな夢? って
聞いてみたいもんだ。死刑になるようなヤバいことを過去に
して来たんだろうか?
「For Whom The Bell Tolls」はヘミングウェイの小説
『誰がために鐘はなる』の原題で、内容も小説とリンクする。
ジェイムズの歌い方も、一つ一つの単語にどことなく深いメッセージが
込められているような感じだ。
「Fade To Black」はバラード的な要素もあり、アコースティックな
ギターの音色も美しく響いてくる名曲。ただ単純な甘く切ない創りには
収まらないところは見事。
「Trapped Under Ice」は当時の日本語タイトルは“氷下の罠”(笑)。
大袈裟で笑ってしまうようなタイトルではあるが、
この頃は日本語タイトルもセンスの良い訳し方(?)が多かったなぁ。
歌詞自体は難病患者が冷凍状態になって、未来の医学で治してもらおうと
冷凍睡眠に入るが、途中で誤って覚醒した人の悲劇…って
よく思いつくよな、そんな設定!
Metallicaはこの後、一気にメジャーへと駆け上がり
“知る人ぞ知るバンド”から“誰もが知るバンド”へと変貌したが、
凄まじいまでのエネルギー、パワーがこのアルバムには溢れている。
20年以上経った今もMetallicaと言えばこのアルバム。
今は亡きクリフ・バートンのベースにもずっとK.Oされ続けている。
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