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幸運を君に託そう—ダービー—

皐月賞馬キャプテントゥーレのケガ、戦線離脱により7年ぶりに
皐月賞馬不在となった今年のダービー。重賞を戦うたびに勝ち馬が
変わり、混迷を極めた今年のクラシック戦線。まさに“戦国ダービー”だが
果たして2005年、ディープインパクトが3冠馬に輝いたあの年産まれた
サラブレッド8,150頭の頂点に立つのはどの馬か…。

前走NHKマイルカップを脅威の末脚33.9で制し、出走馬中唯一のGⅠホースの
ディープスカイ。鞍上は昨年ウオッカで“ダービージョッキー”となった
四位洋文騎手。04年のキングカメハメハ以来のNHK→ダービーの変則2冠へ
挑むが、不安は2,000mで惨敗しているので距離は? 今回11戦目の
キャリア過多はないのか気になるところ。
今回の出走馬で一番「分からん」のが横山典弘騎手のサクセスブロッケン。
ダートで4戦4勝。しかもすべて大差勝ち。血統からは芝も問題ないはず。
追加登録料を払ってここに出走。未知の魅力があるとすればこの馬。
毎年クラシックには有力馬に乗る武豊騎手の今年のパートナーはいろいろと
紆余曲折があったが、前走NHKマイルCを2着に粘ったブラックシェル。
うーん、ちょっと微妙な選択と言わざるを得ないが、そこは日本一の騎手。
調教師もダービー2勝の松田国英師、マークは必要か。
好走しても人気にならない皐月賞2着のタケミカヅチ。何かシックスセンス、
ローレルゲレイロと受け継がれて来た“最強の1勝馬”の風格が
漂ってきたが…(そんな風格いらねえって!)。左回りに変わるのはプラス。
逃げ宣言のアグネススターチ。赤木高太郎騎手はダービー初騎乗。
少なくとも4コーナーまでは先頭(のはず)。他の騎手が
「ああ、あれは行かしとけ」と馬鹿にするとイタイ目にあうかも…。
青葉賞で外を回って3着に食い込んで出走権を獲得したモンテクリスエス。
昨年はいつもの年のように牝馬が出走しなければ、ダービーを
勝っていたかもしれないアサクサキングスであっと言わせた福永祐一騎手。
先週は不発の「新オークス男」が1週遅れで爆発するか?
皐月賞で初めて馬券圏内を外したスマイルジャック。小牧太騎手も今年は
好調だが、今日の雨で悪化する馬場にどこまで対応できるかな。
デビューからわずか77日で頂点を目指すアドマイヤコマンド。
まだまだこの馬の持ってる力は測りしれない。キャプテントゥーレが
リタイヤしたが、川田将雅騎手は「青葉賞馬はダービー馬になれない」と
いうジンクスを打破し、変則だが“2冠騎手”になれるかどうか。
やはりキャリアの少ない点はマイナスだが…。
弥生賞勝ち→皐月賞1番人気で3着というある意味ダービーの“王道”の
マイネルチャールズ。マイネル軍団悲願のクラシック、ダービー制覇の
悲願を背負って出走だが、前走が可もなく不可でもなくといった内容。
果たして今回まだ余力はあるのか微妙だが、底力に期待。

皐月賞で最高の上がりタイムの34.3秒をマークしたレインボーペガサス。
昨年のフサイチホウオーもこんな感じだったが、何と言っても
後々活躍することの多いきさらぎ賞を勝った馬。安藤勝己騎手も昨年の
リベンジに燃えているはず(?)。
GⅠ3連続出走の幸英明騎手騎乗のレッツゴーキリシマ。メジロライアンの
産駒だけに道悪になれば好材料だが、今回もやや苦戦必至か。
サブジェクトも同様にここは厳しい戦いになりそうだ。ラジオNIKKEI賞を
勝っているが、今年は未勝利。オークス2勝の吉田豊騎手だが、秋に
つながるレースができればといった感じか。
前走末脚を爆発させ、見事にダービー出走権をゲットしたベンチャーナイン。
今回も同じ戦法でいくのだろうが、ダービー初騎乗の武士沢友治騎手の
無欲の挑戦はどこまで通用するか。
エーシンフォワードはやはり距離に不安がある。将来的には走る馬だと思うが
現時点ではGⅠの壁にぶつかりそうだ。和田竜二騎手は最終の目黒記念の
アルナスラインで狙った方が無難か。
藤岡佑介騎手はこれから伸びていく騎手の一人で、今回の
フローテーションは距離延びて面白そうな1頭。父スペシャルウィークと
いうのも魅力的。力関係、展開次第で浮上もあり得るかな。
昨年の私の本命は岩田康誠騎手のアドマイヤオーラだったが、今年の彼の
騎乗馬はメイショウクオリア。前走の京都新聞杯勝ちはややメンバーが
弱かった感は否めない。初の一線級とどこまでやれるか、騎手の腕は
言うまでもなく一流。(余談ですが今日の金鯱賞はエイシンデピュティで
儲かりました、彼との相性はいつも良い)
共同通信杯を勝ったショウナンアルバはまたしても皐月賞に続き外枠。
折り合いに難があるだけに内が欲しかったところだが、蛯名正義騎手も
ここは腹をくくって思い切って行った方が良いかも。能力は間違いなく
この世代ではトップクラスのはず。人気落ちの今回は狙い目か? やはり
パドックでの気配に注目。
父アドマイヤベガのクリスタルウイングも大外枠はマイナスの材料だが、
常勝藤沢和雄調教師、内田博幸騎手は侮れない。同厩舎の
シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ(02、03年ダービー2着)の
実績が示すように無印は危険か。

第75回 東京優駿(日本ダービー)

(芝2,400m JpnⅠ)


馬名性齢
重量
騎手単勝
人気
11ディープスカイ牡3 57四位 洋文4.7 ①
サクセスブロッケン牡3 57横山 典弘6.8 ③
ブラックシェル牡3 57武 豊12.9 7
タケミカヅチ牡3 57柴田 善臣11.1 5
アグネススターチ牡3 57赤木 高太郎65.5 15
モンテクリスエス牡3 57福永 祐一18.7 9
スマイルジャック牡3 57小牧 太34.4 12
アドマイヤコマンド牡3 57川田 将雅9.5 ④
マイネルチャールズ牡3 57松岡 正海6.3 ②
10レインボーペガサス牡3 57安藤 勝己11.1 5
11レッツゴーキリシマ牡3 57幸 英明77.3 16
12サブジェクト牡3 57吉田 豊80.8 17
13ベンチャーナイン牡3 57武士沢 友治44.7 13
14エーシンフォワード牡3 57和田 竜二97.7 18
15フローテーション牡3 57藤岡 佑介64.9 14
16メイショウクオリア牡3 57岩田 康誠29.9 11
17ショウナンアルバ牡3 57蛯名 正義16.7 8
18クリスタルウイング牡3 57内田 博幸20.7 10

(馬番順)
ディープスカイ
サクセスブロッケン
タケミカヅチ
アドマイヤコマンド
マイネルチャールズ

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「永遠」の坂井泉水

朱い果実を見たら 私のことを思い出してください
(「永遠」より)

早いものでZARDのヴォーカルの坂井泉水さん(享年40歳)が突然
天に召されてから1年が過ぎた。1年前の今日、職場のラジオから
流れた「坂井泉水さんが…で亡くなりました。40歳でした」という
ニュースを今も昨日のことのように覚えている。
その後仕事が手につかなくなったことも、家に帰って彼女の曲を聴き
いつの間にか涙を流していたことも…。

その後の新聞、ワイドショーなどで色々報道もされた。
思えばほとんどメディアの前にその姿を現わさなかった泉水さんが
こういう形で、取り上げられたのは皮肉なことだった。
でもその後新たに入って来るニュースでいつしか報道もなくなった。
“人の死”ってこんなに早く忘れられてしまう…。
もしかしたら明日の新聞、ワイドショーで「坂井泉水さん一周忌」で
報道されるかも知れないけどさ…。

私は90年代初期のデビュー時から彼女の歌が大好きでよく聴いていた。
「マイ フレンド」「心を開いて」「揺れる想い」「負けないで」といった
大ヒット曲はもちろん今も大好きだし、アルバムも97年頃までのものは
欠かさず買っていた。その後は、それほど彼女の歌に触れる機会も
少なくなっていたものの、たまに買いたいCDを選んでいる時など
ジャケットの彼女の相変わらず美しい姿に、一瞬眼を奪われたほどだった。

彼女の曲はとても覚えやすいメロディーが多く、詩も現実から遠く離れた
ものではなく、恋する女性の気持ちを歌ったものがほとんだろう。
お世辞にも声量がある方でないし、歌唱力なら後輩の大黒摩季さんの方が
遥かに優れていると思う。

でもそんな技術的なことを超越した“何か”が彼女にはあったのだろう。
だからこそ多くの人が彼女との別れを惜しんで泣いた。

私自身は一年経った今、正直言って彼女の死を受け止められないし、
「神様って時に残酷なことをするよな…」とは今でも思っている。
でもはっきりしているのは彼女には永遠に逢えないこと。

彼女に憧れた少女たちもいつの日か彼女の歳に追いついてしまい、
追い抜く。そしてどんどん彼女と年齢差が開いていく。

でも坂井泉水は生き続ける、それぞれの心の中に…。

たくさん失敗もしたけど いつもそんな時
優しく親切だった人達の笑顔が浮かんだ 涙も忘れた
自分で選んだ道だから

もう迷わない 今が幸せだから
ずっと…forever you
そう あせらずに そう 急がずに 愛したいの

それは暖かいあなたに出逢うまでの試練
過去(むかし)に後悔なんてしない
またとない 二度と来ない 私の青春だから

So stay with me my love forever
(「Forever you」より)

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乙女の祭典—オークス—

牝馬クラシック第二弾のオークス。明日は雨予報でタフさも要求されそうだ。
オークスは桜花賞から一気に距離が800mも延長されるだけに、距離適性も
頭に入れた方が良いのかなとも思うが、過去の結果を見るとこの時期なら
血統ももちろん大事だが、厳しいレースを使ってきた馬たちを上位にしたい。
桜花賞馬レジネッタは距離延びて良いとは思わないが、現段階での能力なら
こなせるはず。何といってもフロックで桜花賞は勝てないと思うからだ。
父フレンチデピュティも道悪はマイナスではない。2冠達成があるかどうかは
ともかく最後の決断は馬体重、パドック待ちかな(大幅増減なければ残す)。
2着のエフティマイアは左回りの新潟2歳Sを勝っているように
東京コースになるのは良いが、この馬はたぶん道悪は下手。
3着ソーマジックは桜花賞よりは今回の方がベストな舞台。
“同厩舎複数出しの時は人気薄を狙え”とは言うが、3番人気。
人気薄でもないじゃん(笑)。まあ確かに前走見ると人気になるのも納得。
その同厩舎のレッドアゲート。前走のフローラステークスを快勝し堂々と
ここに進んで来た。桜花賞には目もくれず、ここ一本に絞って来たのは好感が
持てるが、やはり馬場が気になる。オークスは軽量の馬が活躍するとはいえ、
せめて430キロ台は欲しい。唯一の2,400m経験馬だけに無視できない。
桜花賞は出遅れながらメンバー中最速の上がり3ハロンを34.3秒で5着に
追い込んで来たリトルアマポーラはどうだろうか。
東京芝1,600mクイーンカップの勝ち馬でもあるし、データ、血統とも
問題ないだろう。実際私も桜花賞よりはオークスの方で狙いたかったが、
大外枠に入ったことで少し評価は下げる。何と言っても一番の不安は
武幸四郎騎手がGⅠで人気どおりに走るかな? 誤解を怖れずに言うと
父の武邦彦調教師、兄の武豊騎手のラインでいい馬に乗せてもらってるだけで
ハッキリ言って下手。押さえにどうかといったところかな。
桜花賞は「何もしなかった」と言ってもいいブラックエンブレム。
今回は調教もしっかりと積んだので反撃必至。折り合いが課題だが…。

昨年からどうもクラシックではイマイチの武豊は今回マイネレーツェル。
騎手の腕を加味しても400キロそこそこの馬では少し厳しいか。
2歳女王トールポピーは昨年のダービー1番人気のフサイチホウオーの
妹と考えると早熟かもしれない。馬体重が増えていれば多少は買える材料に
なるが、あまり過剰な期待はしない方が良いかも…。
オディールも同様で、大目標の前走負け過ぎ。距離が延びるのは良くないのは
橋口調教師も明言しているので、見送り。
忘れな草賞勝ったムードインディゴはメンバーが弱かっただけで、重賞の
チューリップ賞6着、フラワーカップ5着の実績を考えると、
その時よりも周りが強くなるので忘れる。
「新オークス男」の福永祐一騎手だが今年は無理だろう。

逃げるのは7枠14番のカレイジャスミンあたりか。ブラックエンブレムも
今回は早めに行くだろう。レッドアゲートは2枠なので内で脚をためて
直線で爆発させる作戦か。レジネッタは中団より少し後ろで、ソーマジック、
リトルアマポーラ、アロマキャンドルが直線勝負に賭ける?
自分が“勝って欲しい”馬と“勝つだろう”と思う馬が一緒になればいいが
なかなか上手くいかないのが競馬なんだよなぁ…。

第69回 優駿牝馬(オークス)

(芝2,400m JpnⅠ)


馬名性齢
重量
騎手単勝
人気
11シャランジュ牝3 55横山 典弘39.3 16
ハートオブクィーン牝3 55幸 英明47.7 17
アロマキャンドル牝3 55田中 勝春15.1 7
レッドアゲート牝3 55内田 博幸6.3 ②
ムードインディゴ牝3 55福永 祐一14.0 6
エフティマイア牝3 55蛯名 正義20.2 10
ブラックエンブレム牝3 55松岡 正海13.3 5
マイネレーツェル牝3 55武 豊17.7 9
ライムキャンディ牝3 55四位 洋文25.4 12
10レジネッタ牝3 55小牧 太16.7 8
11ジョイフルスマイル牝3 55吉田 豊86.6 18
12ソーマジック牝3 55後藤 浩輝6.6 ③
13スペルバインド牝3 55勝浦 正樹28.5 13
14カレイジャスミン牝3 55柴田 善臣31.8 15
15トールポピー牝3 55池添 謙一11.8 4
16エアパスカル牝3 55藤岡 佑介31.5 14
17オディール牝3 55安藤 勝己20.2 10
18リトルアマポーラ牝3 55武 幸四郎4.1 ①
◎ソーマジック
○レッドアゲート
▲ブラックエンブレム
△レジネッタ
注リトルアマポーラ

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NHKマイルカップ

3歳マイル王決定戦のNHKマイルカップ。昨年の3連単973万馬券は
記憶に新しいところで、核となる馬も不在で今年も何やら波乱の香りが漂う。
おまけに天気も現在も雨は降り続き、良馬場でのレースは望めそうもない。
実績か血統か展開か…どういうファクターを駆使して予想すれば良いのやら…
どの馬も「来る」ようであるし、「来ない」ようでもある。

単勝オッズは4頭が10倍以下で人気順にゴスホークケン、サトノプログレス
ディープスカイ、ファリダット。騎手も内田、横山典、四位、武豊と一流。
唯一のGⅠホースのゴスホークケンが前哨戦のニュージーランドトロフィー
大敗で、混戦状態になってるわけだが果たして巻き返しはできるかな。
そのニュージーランドトロフィーを勝ったのはサトノプログレス。
父は名馬タイキシャトル。血統からマイルの距離はベストで、重も
こなせるはず。毎日杯を快勝したディープスカイは今回が10戦目。
実はこの馬中心に考えていたが、馬場悪化で前回のような差し脚が使えるか
やや微妙なところ。ファリダットは重賞経験はないものの前走が強い勝ち方。
母は1,200mのGⅠ2勝したビリーヴ。この馬も将来的には短いところを
使っていくのだろうが、3歳限定戦ならギリギリ持つだろう。
実際このレースを経験した馬は後に1,200mのGⅠで活躍することが多いしね。

単騎逃げが濃厚な藤田伸二騎手のダンツキッスイ。マイル重賞の
アーリントンカップを勝ってるのに13番人気。穴を空けるならこれか?
堅実に走るエーシンフォワード。朝日杯FS以外は連対してるんですが…。
レッツゴーキリシマも名前のせいか(?)いつも人気にならないが、
個人的には少し応援したい馬だ。メジロライアンの仔だし。
先週の天皇賞・春を勝った岩田康誠騎手はサダムイダテンに騎乗。クラシック
候補と騒がれたが、ここ2戦が案外。恵みの雨で輝きは取り戻せるかな。
3戦3勝のスプリングソング、2戦2勝のリーガルスキームはともに
サクラバクシンオー産駒。3歳限定なら短距離血統でも関係ないと書いたが
この産駒だけは別で1,400mまでだろう。もし来たら…「無敗馬だから」と
いうことで(笑)。他にも実績あるのに人気のないドリームシグナルや
アポロドルチェなど怖い馬はいるが、勝つのは当たり前だが、ただ1頭。
さて、どうしようかねぇ…。

第13回 NHKマイルカップ

(芝1,600m JpnⅠ)



馬名性齢
重量
騎手単勝
人気
1 1 サトノプログレス 牡3 57 横山 典弘 5.7 ②
アンダーカウンター 牡3 57 小林 淳一 89.1 17
スプリングソング 牡3 57 池添 謙一 17.9 8
レッツゴーキリシマ 牡3 57 幸 英明 20.2 9
ブラックシェル 牡3 57 後藤 浩輝 13.3 5
エイムアットビップ 牝3 57 松岡 正海 26.7 11
ドリームシグナル 牡3 57 吉田 隼人 31.6 15
サダムイダテン 牡3 57 岩田 康誠 14.2 6
ディープスカイ 牡3 57 四位 洋文 5.9 ③
10 アポロフェニックス 牡3 57 柴田 善臣 93.1 18
11 ゴスホークケン 牡3 57 内田 博幸 5.0 ①
12 リーガルスキーム 牡3 57 安藤 勝己 24.9 10
13 セッカチセージ 牡3 57 田中 勝春 70.0 16
14 ダノンゴーゴー 牡3 57 藤岡 佑介 27.0 12
15 ファリダット 牡3 57 武 豊 6.6 ④
16 エーシンフォワード 牡3 57 福永 祐一 15.6 7
17 アポロドルチェ 牡3 57 勝浦 正樹 30.8 14
18 ダンツキッスイ 牡3 57 藤田 伸二 28.7 13

◎サトノプログレス
○ファリダット
▲エーシンフォワード
△ディープスカイ
△ドリームシグナル

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ナイトミュージアム

326503view0012006年アメリカ 上映時間:108分
ショーン・レヴィ監督作品
原作:ミラン・トレンク
音楽:アラン・シルヴェストリ
主演:ベン・スティラー

真夜中の博物館。
警備員が体験する摩訶不思議な現象。

この作品は、新旧さまざまな映画の影響を受けている気がする。

博物館の展示物が、夜な夜な動き出し・・・ハチャメチャな発想だが
どこか『ジュマンジ』的で面白い。
ティラノサウルスの骸骨が躍動的に飛び跳ねる。
ライオンは狩りを、ゾウは水浴びをする。
ローマの重層歩兵とカウボーイが熾烈な領土争い。

こんな状態をどうやって警備するのか?

初日は散々な目にあうが、気を取り直して試行錯誤。
わなや仕掛けを巧みに使い、なかなかな警備振り。
この辺は『ホームアローン』を髣髴させる。

シナリオ的には駄目なパパが奮闘して、万事を見事に解決する。
そんな、どこにでもあるストーリーなのだが、魅せる技術・・
特にリズムが心地よい。実に『大逆転』っぽい。

そしてそして、この作品の発端は「別れた女房に息子を取られる」
そんな駄目パパが、息子に見直される・・そんなお話だ。
もうお分かりですね?そう『クレイマークレイマー』です。

最後はみんなで踊りまくり。
ベタベタなハッピーエンドを飾るのは“トラボルタ”も真っ青。
もちろん『サタデーナイトフィーバー』です^^

少々強引だったとも思いますが、表現に依存はありません。
こういうコメディもあり。

自己採点★★☆☆☆

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やばいピン芸人~鳥居みゆき~

最近の日本人は“変なもの”が好きらしい。

ダンディ坂野がブレークした時、この「Get's!!」のどこが面白いのだろうかと
本気で首をかしげたのは遠い昔。
昨年ブレークの小島よしおは「おっぱっぴ~」だの「そんなの関係ねぇ」だの
流行語大賞にノミネートされるほどの人気となった。
しかし、今年は泣かず飛ばず。
実際、腹を抱えて笑うほどのネタではないし、飽きられたってこと。

でも、すぐ飽きちゃうような、くだらない芸人がチヤホヤされちゃうのって?

今年もそんな気配を感じる芸人たちがいる。
中でも強烈なのが鳥居みゆき。
彼女の芸風?はまったく理解できない。
「ヒットエンドラ~ン♪」の意味は?

美人が変なことやったら、普通はドン引きするよ。

ネタ中は目を見開いているとか、無理して作られたキャラな気がするが
不思議ちゃんのまま、お笑い芸人を続けるのは難しいだろう。
どこで本来の姿に戻るのか・・・今の興味はその程度。

とは言え、他にもアホな芸人が多い中、記事として書いてしまうくらいだから
僕自身もつまらないとは思っても、結構気にしてるらしい。

やっぱり“変なもの”好きな日本人って事です^^

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ローマ人の物語

著者:塩野七生
発行:新潮社

単行本で全15巻に及ぶ古代ローマの歴史小説。

古代ローマを、歴史に興味がない人にも楽しく読ませてくれる。
ただ、資料に基づかない記述が多く、客観性に欠ける作品。
そのため、歴史書という訳にはいかない。

あくまでも、塩野七生の主観が軽快に語られる。

この表現力と想像力に圧倒されたまま、読み進んでいくと
そこはまさに『塩野ワールド』だ。

ローマ建国から王政、寡頭政治、帝政と、時は移り変わっても
中心人物ひとりひとりに塩野は優しい。

ユリウス・カエサルをべた褒めするのは分かる。
だが、歴史が否定する人物にも寛大だ。
大儀の名の下に必要のない粛清を重ねた“マリウス”や“スッラ”。
皇帝“ネロ”や“カリグラ”は私利私欲の申し子。
“ティベリウス”は人嫌いで首都ローマを捨てた。

塩野の感性は、この人たちをただの悪者とはしない。
必ず良いところを見出し、その生い立ち・過程を想像する。
これが単なる歴史書では終わらない、歴史小説たる由縁。

塩野の解釈を歴史家たちは肯定しない。
それは、前述した客観性に欠ける表現のせいだ。
しかし、それを肯定するも否定するも、読者が考えればよろしい。
要は、それを読んで「楽しかったか?」だ。

僕は、この作品を古代ローマのバイブルの1つに位置づけても良いと思う。
その表現が主観であろうと客観であろうと、塩野の表現には愛がある。
本当にローマが好きなんだなぁ・・・と伝わってくる。

だからローマ史初心者に奨めたい。
ここから始まる歴史探訪に幸あれ!

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