「永遠」の坂井泉水
朱い果実を見たら 私のことを思い出してください
(「永遠」より)
早いものでZARDのヴォーカルの坂井泉水さん(享年40歳)が突然
天に召されてから1年が過ぎた。1年前の今日、職場のラジオから
流れた「坂井泉水さんが…で亡くなりました。40歳でした」という
ニュースを今も昨日のことのように覚えている。
その後仕事が手につかなくなったことも、家に帰って彼女の曲を聴き
いつの間にか涙を流していたことも…。
その後の新聞、ワイドショーなどで色々報道もされた。
思えばほとんどメディアの前にその姿を現わさなかった泉水さんが
こういう形で、取り上げられたのは皮肉なことだった。
でもその後新たに入って来るニュースでいつしか報道もなくなった。
“人の死”ってこんなに早く忘れられてしまう…。
もしかしたら明日の新聞、ワイドショーで「坂井泉水さん一周忌」で
報道されるかも知れないけどさ…。
私は90年代初期のデビュー時から彼女の歌が大好きでよく聴いていた。
「マイ フレンド」「心を開いて」「揺れる想い」「負けないで」といった
大ヒット曲はもちろん今も大好きだし、アルバムも97年頃までのものは
欠かさず買っていた。その後は、それほど彼女の歌に触れる機会も
少なくなっていたものの、たまに買いたいCDを選んでいる時など
ジャケットの彼女の相変わらず美しい姿に、一瞬眼を奪われたほどだった。
彼女の曲はとても覚えやすいメロディーが多く、詩も現実から遠く離れた
ものではなく、恋する女性の気持ちを歌ったものがほとんだろう。
お世辞にも声量がある方でないし、歌唱力なら後輩の大黒摩季さんの方が
遥かに優れていると思う。
でもそんな技術的なことを超越した“何か”が彼女にはあったのだろう。
だからこそ多くの人が彼女との別れを惜しんで泣いた。
私自身は一年経った今、正直言って彼女の死を受け止められないし、
「神様って時に残酷なことをするよな…」とは今でも思っている。
でもはっきりしているのは彼女には永遠に逢えないこと。
彼女に憧れた少女たちもいつの日か彼女の歳に追いついてしまい、
追い抜く。そしてどんどん彼女と年齢差が開いていく。
でも坂井泉水は生き続ける、それぞれの心の中に…。
たくさん失敗もしたけど いつもそんな時
優しく親切だった人達の笑顔が浮かんだ 涙も忘れた
自分で選んだ道だから
もう迷わない 今が幸せだから
ずっと…forever you
そう あせらずに そう 急がずに 愛したいの
それは暖かいあなたに出逢うまでの試練
過去(むかし)に後悔なんてしない
またとない 二度と来ない 私の青春だから
So stay with me my love forever
(「Forever you」より)
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コメント
僕も彼女の歌声が好きでした。
歌唱力や声量ではなく、彼女の声音が持つ暖かさ・切なさ・悲しみ・喜び・・・人の持つ感情の全てが、そこに凝縮されているかのような、スピリットを持った音。坂井泉水の歌声は感情移入されているからこそ、人の心の奥底まで響き渡ったのだと思います。これから先、これほど熱狂的に受け入れられるボーカリストが現れるのだろうか?
それにしても美人薄命とはいえ、惜しい人を亡くしました。
投稿 大原正樹 | 2008年5月29日 (木) 20時39分
まさき様、彼女の曲は本当に僕にとっては
“癒される”ものでした。
この世にいないことは何より悲しいことです。
あんな美しい人はこの先現れないでしょう。
まさき様の言う通り「美人薄命」で、改めて合掌です。
投稿 鷹澤健吾 | 2008年5月31日 (土) 23時33分